Book: 2007年12月アーカイブ
クマのプーさんの作者「A・A・ミルン」が書いた唯一の長編ミステリー小説。

母の遺産を相続した優雅なフリーターのギリンガム。
彼は、たまたま訪れた村で、友人のビヴァリーに会うことにした。
しかし、友人が宿泊している「赤い館」に向かっている時、館の中から銃声が...
「赤い館」の主人(マーク)の兄(ロバート)が、眉間を撃たれた状態で死んでいたのだ。
ギリンガムが、ホームズ役になり、有能な秘書のワトソン君役は、友人のビヴァリーになってもらって、急遽、探偵稼業を始めるのだった。
内容は、いたってシンプルに書かれている。
不審な点や、謎が発見されても、出し惜しみせずにギリンガムが推理した結果をいろいろ喋ってくれるので読みやすいし、展開もくみやすい。
登場人物それぞれの台詞がいささか古く感じるが、1926年に書かれた小説(の和訳)なのでしょうがないか?まぁ、その時代なりの口調なのだろう。
本書の主人公ギリンガムが、金田一耕助のベースとなったそうだ。(と、解説に書いてあった。:-))
作り話のような真実の話。
イタリアのシチリアから発祥したマフィアの血塗られた歴史。
マフィアは、受けた任務は必ず遂行する。
女だろうが、子供だろうが関係なく、ルールに従うのであれば、自身の肉親へも残忍な方法で「殺人」を実行する。
マフィアの悪の力、組織力は、あまりにも大きく強大で、そこら辺の肉体労働者から、銀行家、警察官、政治家、首相までをも巻き込み利用する。
わずかな給与と、人数で構成される反マフィア検察官や警察は、数千の殺し屋を従える巨大なマフィアを倒すべく命がけで戦うが、そのリーダー格の人物はほとんどと言っていいほど殺害されている。
これらは、テレビの中、映画「ゴッド・ファーザー」の話ではなく、今この時も殺人が実行されているかもしれない現実の話なのだ。
スリムなジャケットにサングラス、長めのもみあげをクールでかっこいいと真似る前に、少し考えてみよう。
その格好は、一昔前のマフィアのスタイルなのだ。力を保持するために殺人を屁とも思わないマフィアのスタイルなのだと。
シチリアから発祥したマフィアは、今では、国際的犯罪組織に成長している...
一歩下がって、読み物としての本書の感想は、「読みづらい」。
登場する人物が多く、名前は、ミドルネームを含めて書かれているので長い上に発音しづらい。まじめに読もうとすると、ついつい引っ掛かってしまう。その為、読みづらい印象が残った。
結果的に読み終えるのにも日数がかかってしまった。重い内容も合わさってなんだか疲れる読後感だ。
何度かありますよね。こんなこと。
新作映画の予告篇を観て「をぉぉっ!すげっ!最高っ!はよ観たいっ!」と期待して、本篇を観て肩透かしを食らわせられた事。
そんな、予告篇の製作を生業とされている「株式会社 バカ・ザ・バッカ」代表の池ノ辺直子さんが書いた著書。
予告篇は、「作品」でなく、本篇を観てもらう為の「広告」として製作する。その為、本篇に比べれば雲泥の差の製作費用しか発生しない現状に苦労しつつも、やっぱり予告篇製作を楽しんでいる様子も垣間見れる。:-)
本篇をお金を払って観てもらう為の予告篇を、どのような工程をふみ、様々な職人達の技が発揮され製作されていくかを紹介されている。
タイトル製作、撮影、選曲、効果、ミキサー、ネガ編集、etc...。本篇並みに本格的ですね。:-)
会員制(入会金1,000円)ですが、最新映画の予告篇を観ながら、コーヒーやケーキが頂ける喫茶店の紹介もありました。
東京都港区芝2-3-25 NIKIビル1F cafe WASUGAZEN (和すが善)
あぁ、行ってみたい。
でも、コーヒー一杯で長居しそうだなぁ... :-)
超軽めです。9割がた絵本ですね。
玉子さんと、愛犬ジュペリは、今日もロケットに乗って広いひろい宇宙の沢山の星々を巡ります。
沢山の楽しみ、疑問、孤独、夢...
無表情でちょっと暗そうな玉子さんと、色々な環境の星々が、暖かめタッチで描かれていて素敵。
ひとつの星に最低 1イラスト。で、文章量も、せいぜい 1, 2ページ。読みやすさこの上ない。:-)
もうちょっと、もう少し、子供が大きくなったら読ませたい本ですね。:-)
著者(イラスト):森 博嗣
森博嗣の浮遊工作室
沖縄(NAHAマラソン)からの帰りに、空港の書店で購入。
うちなーなタイトルだし、書籍も薄かったし、その上、この薄さで4つの短編物。
もしかしたら羽田に着く前に読み終えちゃうかもと心配したが、疲れのため、機内では10ページも読めずに爆睡。
「ちんぬくじゅうしい」
ユタ(イタコに似た沖縄独自の霊能者)に相談した頃から変わってしまった母親と、別居中の父と、沖縄にいる親戚のおばさんの所に預けられた私のおはなし。
「足てびち」
カップルの私たちを迎え入れてくれた沖縄に住む知り合い夫婦。将来の自分を重ね合わせたくなるほど、そこの奥さんの飾らないシンプルな生き方にひかれていた。もう会えないけれど。
「なんくるない」
離婚した私。癒しとか心の開放とか大袈裟な名目でなく、なんとなく、そう、いつのまにか沖縄に一刻も早く行きたかった。沖縄での出会いがやっぱり私を変えてくれそうだ。
「リッスン」
浜辺の木陰で休んでいると、となりに座った少女。
ろくに髪もとかしてなく、風呂にも入ってなさそうな野性的な外見の彼女の話を聞くうちに僕は。
著者の「よしもとばなな」さんの名は、聞いた事、目にした事は、何度もあったけど、読んだのは今回が初めて。
でも、個人的には、当分読みたくないです...
独特の語り口調なのか、なんとも喉の奥が痒くなるような書き方がが苦手です。:-p
ん~...なんくるねーらんさぁ。
著者:よしもとばなな
よしもとばなな公式サイト
映画も公開中だけど、通勤電車のお供として書籍の方を購入、読了。
フリーカメラマンの西崎。彼は、戦場カメラマンであり、数冊の写真集も出すほどの腕を持っていたがある事故を境に、変わってしまった。
今は、北アルプスの雪山にかかる月をただ撮りたくて、山に篭っていた。
そのとき目撃した夜空を横切る火の玉。
その少し前には、横田基地に侵入した何者かが米軍のMPと銃撃戦の末、侵入者、米軍共に死傷者が発生。
横田基地の事件を、フリーライターの(松永)慶子は、スクープの為に若手のカメラマン青木と取材を始める。
西崎は、学生時代からのキャンプ仲間、山岳会仲間で地元新聞社の落合と連絡を取り、二人して再び極寒の北アルプスへと向かう。
墜落したミッドナイトイーグルを目指す、日米韓の攻防戦に巻き込まれる西崎と落合。
北朝鮮の工作員を中心に事件の全貌に近づく慶子と青木。
そして、西崎と慶子、二人の関係。(この辺の関係は、小説と映画で内容が異なるみたい)
日本人作家の長編(500P超)を読破したのは初めてだったが、エキサイティングな一冊にめぐり合えて良かった。
気が向いたら映画も観てみようかな。:-)
著者:高嶋哲夫
高嶋哲夫オフィシャルページ
